メイキング、のようなもの

 「ようなもの」、です。塗り方とか加工の仕方とかが詳しく書いてあるわけでもなく…ちょっとは書いてあります(笑)
 基本的に古白ハチという人は「技術よりネタ人生」という人なので、こんな感じに。こんな人でも絵が好きとか云って実際描いてるんだ〜自分でも描けるな★ って思ってくれれば、これ以上の幸せはありません。

 

1:ネタ出し・ラフ 絵の構造を組み立てて、設計図を描きます。

 A4無地のノートに殴り書き。写真は82番の設計図です。

 絵はネタ命だと思います!(断言)
 
見た目は、どうにかなるもの。ネタは、どうにかするもの。人間と一緒!

 駄洒落・見立て・連想などの「遊び系」、面白い関係性などの「構造系」、喜怒哀楽などの「人間系」の3系統でネタ出します。
 
「遊び系」76番、「構造系」79番、「人間系」83番。
 見た目関連は、配色や描きたい動物や描いてみたい構図から。描きたいキャラクタから絵を考えると、わたしの場合はあまりうまくいかないので、「描きたいネタにぴったりはまるキャラ」を起用する感じ。
 
構図は余白から考えると楽しい(笑) 余白命。
 と云いつつ、ネタ出しはほとんど文章で。「『こんなん描きたいんだけど』『おおー!!よし、やるぞコラァ!!』というノリで4人」とか、なんかそれだけで描いてたり…します…;

 日常生活で、意識的に「物事を発見しようとする」「疑問を持つ」「驚く」ようにすることが、誰も気付かないネタを見つけるコツです。

 

2:下描き 無駄にがんばります。ネタを信じて描くのみです。

 アナログ絵はイラストボードに。写真は75番の途中経過です。

 大きくても3センチ四方しかないラフを、数十倍の大きさでイラストボードにうつしていきます。時に、3センチ四方がB3全面になります。生き地獄です。
 ネタ帳で設計した通りの雰囲気・流れが出るように、ひたすらアタリをつけていきます。生き地獄です。
 で、なんとなく大丈夫っぽくなったら、暗黒舞踊のようなアタリ線をちゃんとした線画に変換していきます。左はまさにその最中の戦場写真。あとで色塗ったとき、線はつぶれて消えかかるのに、ペン画の如く強弱までつけて描いてるのは前世からの呪縛だと思います。

 ペン入れする絵は、下描きした上にコピー用紙を重ねて、一発でペン入れします。消しゴムかけなくて済むし、失敗しても下描きが残るので一石二鳥。

 動物は絶対嘘つかないように、図鑑見て描きます。

 装飾品は適当に…
 お守りでつけてる、とか、布が傷みやすい感じだからつけてる、とか、自分で理由をつけておけばセンスなんて関係ないです。と思っていれば怖くない。

次は、色塗りの道具とか塗り方とか