084

リトマス部
Team Litmus
2007/10
ミリペン・スクリーントーン・Photoshop

時は世紀末。
日本各地の高校には、政府の意向で謎の理科系クラブ
(クラブはすべて薬品の名前)が設置されている。
リトマス部もそのひとつ。もとは「リトマス試験紙部」だったが、リトマス試験の支部だと思った市民から問い合わせが殺到。やむなく「リトマス部」に改名した経緯を持つ。

酷暑の夏、全国の理科系クラブが、突如として野州虎ダムの底に召集される。各校の部活名を互いに初めて知り、一瞬戸惑うものの全員白衣ですぐに友好的に。
信州の山奥からやってきた紫キャベツ部が、意外と強い。

目的も不明なままチームを組まされ、野州虎ダムの底で水質検査にあたる白衣の高校生たち。
リトマス部は、赤紫色の髪の美少女を擁するフェノールフタレイン部、常に糖類を携帯するベネジクト部、酸素缶のせいで過剰にリラックスしているインジゴカーミン部と団結。
なぜ理科部が召集されたのかという謎についてひそかに調査を始めるが、そこには巨大な背景が…

という感じで、「部」という単語をつけるだけでリトマスがこんなくだらない物語に発展します。絵は無関係。