3:色塗り メインは根気勝負の水彩色鉛筆。

 基本の道具、レギュラー集合写真。

 思ったよりも扱いやすくて、パレットも筆洗もいらない超便利画材が水彩色鉛筆。CGに押され、アナログも厚塗り系はアクリル絵の具に席巻されつつあるわけですが、水彩色鉛筆もがんばっております。
 わたしが使っている道具を、写真左から順番に。
 ・水筆 (ぺんてるの細・中を愛用。最初、筆が水をはじいて使いにくいんですけど、気にせずガンガン使うとなじんできます。)
 ・水彩色鉛筆 (カランダッシュ社の「スプラカラー」をメインに、100色くらい揃えています。混色が難しいので、使いたい色を単色で買ってきます)
 ・白ボールペン (目のハイライトに。それだけ)
 ・コピック (下塗り用。これは後で紹介)
 ・鉛筆削り
 これだけで絵の9割が塗れます。

 溶かして塗るだけ。色鉛筆の形をした固形水彩、だと思ってください。

 わたしは、芯を水筆で溶かして、筆で塗っています。これだけです。
 混色は、
 ・1色目を溶かす→そのままの筆で、2色目を溶かす→塗る
 と、これも簡単。芯が別の色で汚れても、その部分を水筆で溶かしてしまえば、元通りの芯に戻ります。
 筆を洗うときは、軸を押して水を出しながら、穂先をティッシュで拭き取れば完了。だから学校でも簡単に作業できます!(笑)

 いよいよ紙の上に!

 塗りたい範囲に、何も色をとっていない水筆で、水を敷きます。
 で、色をとった筆で塗れば、デリケートに塗れます。これだけです。
 わたしは、水筆「中」で水を敷いて、「細」で色を塗っていきます。ぼかしも水で。筆を分業制にしておくと、気持ーち安心。
 失敗したときは、上から水を塗ってティッシュで抑えると、被害が最小限になったりするので、もう初心者でも安心です。
 これが乾いた上から、どんどん色を重ねて濃くしていけばいいのです。水彩と云えども、乾けば重ね塗りもある程度できるのでチャレンジ精神。

 コピックも大活躍します!

 水彩色鉛筆は、マーカー系画材独特の鮮やかさは持ってないです。揃っていない色もあります。広い部分をムラなく塗るのも大変です。
 そういう場合、コピックで塗りたい範囲を全部ベタ塗りして、水彩色鉛筆で影をつけるという作戦をとっています。アニメ塗りもぼかしも自由自在、しかも塗りムラも目立たなくなるので最近ますます頼るように…

 要するに、慣れることが大事です。

 パーツの塗り方とか、そういうのは他の方と全然変わらないので省略…
 水彩色鉛筆の技術は、結局「塗る」「ぼかす」の2つだけです。
 あとは、自分で道具を揃えて、実際に、なんでもいいから塗ってみてください。使えばわかることは、今回は説明していません。
 実践あるのみです^^ 継続は力なりですよ〜

実際の作業の進行状況みたいなもの